生焼けのぶり照り
「めんつゆ」を買ったつもりが、なんと「追いがつおつゆ」が我が家にやってきてしまった。
…違いはサッパリわからない。
冷静に考えたら、いかにもかつおだしを使ってそうな「追いがつおつゆ」より、「めんつゆ」の方が液体の中身が謎めいた商品名。
さすがの販売促進。
と、ぶりの照り焼きで手が止まる。
……女子力高そう。
たった20分で女子力が得られる!
ただその一点で、私今日これ作りまーーーす!!
仮に今日はブリの価格がどれだけ高くても、譲れない戦いがここにある。
ぶりをかつおで焼く。
魚 feat.魚。
かつおの方が食物連鎖的には偉そうなのに。
いざ、作りまーーーす!
ぶりに片栗粉をまぶして(レシピにはそんなこと書いてない)、焼きまーす!
焼き目がついたら、追いがつおつゆ・みりんをドボドボッと(もうレシピは見てないけど)加えまーす!
タレを煮詰めて完成〜!
ここまで、約5分。
見た目、美味しそう!!
香りも良い!!!
女子力の降臨。
華麗なる私の時短テクニック。
ついでに、めんつゆの代わりにコンソメを入れただけの「(自称)塩肉じゃが」を添える。
時短を意識して具材を細かく切りすぎ、じゃがいもは少し崩れ気味。
料理界での、悲しみあるある。
水が多すぎたのかな(適当)。
塩肉じゃがをやや大きすぎるお皿に盛り、タニタのレトルトお味噌汁を添え、ブリ照りとご飯をワンプレートに!
じゃじゃん。
…緑の付け合わせがない!!!
まさかまさかの、お皿の葉っぱ模様が付け合わせに。
突然の質素さ。
フライパンから見たコイツは、とても勇敢な姿だったのに。
白いお皿に裸で乗った途端、なんて弱々しくなってしまったの…
女子力はやや欠けながらも、おそらく美味しいに違いない!
実食!
うん、生ですこれ!
ほぼ生魚!!!
お箸で切った断面を晒すことはお見苦しくて出来ないけど…生!
炙りブリ(だじゃれ)とかでは済まされない食感。
ブリブリした食感に、もしやブリって名前の由来はこれか…!
と思って調べてみると、全く違う。
ちなみに、年を経た魚という「フリウヲ(経魚)」が由来だそう。
…確かに、スーパーの時点でレシピの写真よりブリが厚いような気はしていた。
20分ではなく5分で調理が終わったなとも思っていた。
やられた。
今日はせっかく、キリン一番搾りの大瓶を添えたというのに。
多大なる悲しみに暮れる私。
食後、汚れたフライパンを目の前にして、今日も真顔で反省する私。
私の花嫁修業、つづく。
☆参考にしたレシピ
反省:きちんと焼きましょう。