My 花嫁修業

「花嫁修業」という言葉は難しい。
 
女性の社会進出と、花嫁修業。
ワーク・ライフ・バランス。
 
相反する2つの狭間で、まだどんな人生でも選び取れる場所にいる。
 
 
今後、より女性が働きやすい環境になるにちがいない。
私は、あと数年かしたら、何十年も働き続ける人生が始まる。
もしかしたら、未来の旦那さん以上に稼ぐかもしれない。
 
 
だから、将来の私は、きっと忙しい。
 
そんな忙しくなるであろう私が、結婚した途端、家事全般ができるようになる?
育休を取った途端、子どもに美味しいご飯を作れる?
 
今の私に、「家庭のために割ける限られた時間内で、相手に幸せを与える最低限のスキル」はあるのか?
 
現状の私はまだ、圧倒的に家庭的スキルが不足している(と自分で感じている)。
私はそういった疑問を自分自身に投げかけ、解決していくプロセスを「花嫁修業」と捉えた。
 
 
 
私は、料理が比較的苦手な母のもとで育った。
幼い頃は母の料理が世界一美味しいと思って食べていて、とても幸せに育ててもらったと感じる。
 
しかし、いざ大きくなると、自力で母以上の家庭料理を作るのは相当難しいことに薄々気づき始めた。
 
私の思い描く花嫁修業は、いわゆる伝統的なそれとは違って、親から教わるだけのものではない。
躾として親から与えられたものを除いて、花嫁修業さえも、自ら必要なものをカスタマイズして獲得していくものだと悟った。
 
女性特有の鍛錬だと思い上がることなく、英語やプログラミングと同じようなスキルと認識して、それを使って相手を幸せにする日を夢見て、楽しく努力できるのではないか。
 
 
 
働く女性でありながら妻になって、母になる。
 
そうなった時に、最小限の時間で最大限のパフォーマンスを家庭でも発揮できる女性でありたい
家事を自分が担いたいという意味ではなく、担った役割の中で、最も素敵な姿でありたい。
 
 
「就活」が口癖の私たちが、将来は会社だけでなく帰る場所でも輝ける未来が訪れるように。
 
 
 
家庭意識高い系大学生として、写真の載せやすい料理に関する記事を中心に、時間と若さを持て余している学生として花嫁修業に奮闘する姿を執筆予定。